学生時代の友人と会ってきました

悪友との再会

卒業以来、久々に友人に会うことができました。
彼とは大学が同じでしたが、地元にUターン就職を選んでいたため合う機会がまったくありませんでした。
男同士ですから年賀状などのやり取りくらいで、あまりメールなども送っていなかったのですが、SNSで偶然発見しやりとりが本格的に復活したのは極最近のことでした。

私は仕事で彼の地元に行くことはありませんが、彼は出張でこちらにくることが年に何度かあったそうです。
ですが上司との出張で連絡しても会える機会を作れず、ようやく機会が巡ってきたそうです。

彼とは学生の頃バイクを切欠に仲良くなりました。
当然会うとバイク中心の話になります。
お互いにまだ独身ですので、いまだにバイクに乗っており、バイクライフを中心に話が進ました。

居酒屋で話していたので、酒が進むと当然昔の話になります。
現在は私はアメリカン、彼はオフローダーに乗っていますが、学生時代は二人ともスポーツタイプでした。
のんびり走るとは無縁のバイクライフで、ラーメンを食べるために福島まで走ったり、お好み焼きのために大阪、うどんのために香川まで走るといった無茶をよくやりました。

豪勢な食事ではないので、食費は安いのですが、経費はとんでもなく掛かります。
特に香川のときは、数軒回り1000円少々のうどんのために、1週間以上のバイト代が消えてしまいました。
そういうバカがやれたのも、彼がいたからであり、独りでは思いつきはしても実行しようとは思いませんでした。

トラブルにも結構遭遇しました。
思いついたら即行動でしたので、軽装備で北に向かったら霙交じりの雨に祟られ震えながら帰ってきたり、調子にのって山道を走っていたら路面が凍結していて転倒したりと、かなり危ない目にもあいました。
ですがそれもまた思い出の1ページ、今となっては笑い話です。

唯一の後悔

ですが思い出深いというより後悔していることが、二人には共通して一つだけありました。
それは学生時代、バイクにのめりこみ過ぎたということです。
これはバイクに後悔しているというのではありません。

学生時代、それは青春時代でもあり、最も多く異性と知合える期間でもあります。
その大切な時期に、男二人バイクばっかりというのはあまりにも寂し過ぎるのではないかという結論に達しました。
なぜあの時代にバイク乗りに女は不用だと硬派を気取っていたのかというと、女子を誘う根性がなかっただけということが判明しました。

異性に対しては残念な学生生活でしたが、バイクに関しては十分過ぎるほど堪能しましたし、それが今のバイクライフを支える財産となっています。
お互いに独身で、まだ結婚の話はでていませんが、子供が生まれてもバイクには乗りたいということは一致しました。
昔話はほとんどが失敗談です。

ですが時間が経てば失敗も笑い話に変わってきます。
またお互いに笑い話ができるように、バイクライフを楽しんでいきたいものです。