同僚と摩周湖ツーリング

身近に仲間がいました

同じ会社にバイク好きがいると噂では聞いていたのですが、所属している場所も違い、なかなか会えずにいました。
たまたま合同で行うプロジェクトがあり、打合せでようやく顔見知りになることができ、話をすることができました。

私の勤める会社はそう大きな会社ではないのですが、他の課とはそう付き合いもなく、知合える切欠などはありません。
ましては仕事ではなく、趣味のバイクです。
男女でもない限り、あまり積極的には動かないというのは普通のことでした。

バイクはテニスやゴルフなどのサークルと違い、基本的には一人でもできます。
一人で計画をたて、行動する人が多く、チームなどに入っていない限り単独行動を好む人が多いのです。
会社内のバイク乗りは、あまりメジャーでないため積極的には動きませんがバイク歴が長い二人です、意気投合するのに時間はかかりませんでした。

ロングツーリングの話がでたのは会議の休憩中のときで、プロジェクトの間に具体的な計画を立てました。
日程的に厳しいプロジェクトだったのですが、その分振り替え休日を取ることができます。

足りない分を有休に当てることにして、北海道まで足を伸ばすことを考えました。
プロジェクトの期間中は、これが終わったらツーリングだと自分に言い聞かせ、辛い日程を消化しました。

摩周湖へ

目的地は摩周湖で片道約1500キロあります。
バイク乗りの聖地といえる北海道なのですが、有休を含めた5日では堪能することはできません。
ですが秋の連休を逃すと、北海道は雪のシーズンのため春まで待たなくてはいけません。
社会人同士のロングツーリングは、結構難しいのです。

同僚のバイクはホンダのツアラーで、高速道路ではこちらに合わせてもらいました。
アメリカンは長距離を走るのは得意なのですが、高速は苦手です。
安定はしているのですが、真正面から風を受け防ぐものがないので、高速はあまり得意ではないのです。

高速ではツアラーが有利でしたが、北海道につくと直線道路が多く、アメリカンのドラッグスターに適した道路になりました。
また北海道の雰囲気そのものが、アメリカンに合っていたともいえます。

霧の摩周湖といわれますが、私たちが着いたときは晴れていました。
全体を見渡せほっとしましたが、霧の摩周湖として有名なのは歌の題名のせいであり、実際は釧路市周辺や釧路湿原に比べると少ないそうです。

日程のせいもあり寄り道はせずに摩周湖にきたので、帰り道は釧路、襟裳、札幌と観光地を周りました。
もう少し時間に余裕があれば、網走や稚内にも行けたのですが、それは次回の楽しみにとっておくことにしました。

今回のツーリングでは新しいツーリング仲間ができたことと、ドラッグスターは予想以上に北海道に適していたということがなによりの収穫でした。
次の機会が非常に楽しみです。