古いレールの跡を見ながら走るって、ちょっとワクワクしますよね
廃線跡って、ただの道じゃないんですよね。そこには昔、列車が走ってた時間の流れがあって、今はもう使われなくなったレールの跡や、さびたトンネル、ホームの残骸なんかがそのまま残ってたりします。
そんな場所をバイクで走ると、なんとも言えないノスタルジーというか、タイムスリップしたような気分になるんです。
たとえば、岐阜県の「名鉄谷汲線跡」なんかは、そのまま遊歩道として整備されていて、鉄橋や信号の支柱が当時のまま残ってます。バイクは通れない部分もありますが、近くの旧駅舎までの道はツーリングにぴったりなんですよね。
それから、福岡の「志免鉱業所跡」周辺も独特の雰囲気があります。鉄道ではないけど、トンネルと構造物が残ってて、ちょっと異世界感すらあるんです。
廃線跡って、景色の良さとかよりも、雰囲気を味わいたいタイプの人に特におすすめだと思います。
バイクで行きやすい場所を探すのも楽しいんですよ
ツーリングで廃線跡をめぐるなら、やっぱりアクセスしやすい場所を選びたいですね。
全国にはたくさんの廃線跡がありますけど、舗装された道路沿いにあるところや、道の駅が近いところなんかは行きやすくておすすめです。
たとえば、静岡の「旧国鉄佐久間線跡」は、道沿いにレンガ造りのトンネルが残ってて、クルマ通りも少なくて静か。バイクで走っててもすごく気持ちいい場所です。
あと、群馬の「旧碓氷線跡」は鉄道文化むらが近くにあって、廃線だけじゃなく展示車両も見られます。観光感覚でも楽しめるので、ひとりでも仲間とでも立ち寄りやすいと思います。
廃線跡って山の中にあることも多いですけど、調べてみると意外と街中にもあって、走りやすいルートに組み込めたりします。
「今日はこの辺まで行って、帰りにあの廃駅に寄ってみようかな」ってルートを考えるのが、けっこう楽しいんですよね。
マナーと安全だけはちゃんと気をつけたいです
廃線スポットって静かで人も少ない場所が多いんですけど、それだけに最低限のマナーと注意は必要です。
まず、立入禁止のエリアには絶対に入らないこと。廃線とはいえ私有地だったり、保存活動をしている地域もあるので、無断で入り込むのは避けたいところです。
それと、人気が少ない場所では、バイクの盗難やいたずらにも注意しておきたいですね。短時間でも施錠は必須。駐車場所もなるべく人目につく場所を選びたいです。
あと、野生動物が出ることもあるので、夜遅くや冬場の山道などは慎重に行動した方がいいと思います。
写真を撮ったり、景色を眺めたりするのは楽しいんですけど、現地の方に迷惑をかけないように、「ちょっと借りてる」くらいの気持ちで巡るのがちょうどいいのかなって思っています。