やっぱり棚田の景色って特別だなって思います
ツーリング先を考える時って、景色のいいところを走りたいなって思うんですけど、その中でも棚田ってやっぱり特別なんですよね。
段々になった田んぼがずーっと広がっていて、光の加減や季節によって表情がガラッと変わるんです。春は水を張った田んぼが空を映して鏡みたいになるし、夏は緑がまぶしくて、秋になると黄金色に染まる。その景色を見ながらバイクを停めて深呼吸すると、「来てよかったな」って自然に思えるんですよ。
石川県の白米千枚田なんかは、海に面した斜面に棚田が並んでて、夕方になると海に沈む夕日と棚田のコントラストが本当にきれいです。
それから、千葉の大山千枚田も好きですね。都内からも近くて日帰りでも行けるのがいいんです。ライトアップイベントもやってたりするので、夜景が好きな人にもおすすめです。
棚田って写真で見るのも良いんですけど、やっぱり自分の目で見ると、全然違うんですよね。
写真を撮るならタイミングが大事だなって思います
棚田って、同じ場所でも時間帯や天気でまったく違う表情を見せてくれるから、撮るならタイミングってけっこう大事なんです。
早朝のしっとりした空気の中で、朝靄が立ちのぼってる棚田は、ちょっと幻想的な感じがして好きですし、逆に夕方の逆光も棚田の輪郭がくっきりして良い写真が撮れるんですよ。
あと、個人的には満月の夜がわりと穴場だなって思ってます。月明かりに照らされた棚田は静かで、バイクの音すら控えめに感じるくらい落ち着いた雰囲気になります。
ヘッドライトを消して、月と棚田をぼんやり眺めてる時間って、ちょっと贅沢だなって思います。
ただ、どこも農地ですからね。作業中の時間帯は避けた方がいいですし、農道にバイクを停めっぱなしってのはやっぱりダメだなって思います。
見に行く側もマナーを守って気持ちよく楽しみたいですよね。
棚田に行く道ってけっこう楽しいんですよね
棚田って、だいたい山の斜面にあることが多いので、そこにたどり着くまでの道がまた良いんですよ。
たとえば、三重の丸山千枚田に行くまでの道は、熊野の山道を抜けていくんですけど、道の両側に木が茂っていて、光が差し込む中を走るのが本当に気持ちいいです。
あと、日本海沿いを走って白米千枚田に向かうルートも、潮風と一緒に走ってるような感じがして、なんとも言えない解放感があります。
バイクってこういう場所で走るためにあるんじゃないかって思うくらい。
ただ、細い道や急カーブもあるので、スピードの出しすぎには注意です。とくに観光シーズンは人も多いですからね。
駐車場も限られてるところが多いので、できれば事前にチェックしておくと安心です。
個人的には、走って、撮って、ちょっと休んで、また走るっていう流れが、棚田ツーリングのいちばん楽しいスタイルだなって思っています。