少し夏バテ気味

夏に見かける風景

観光地に出掛けると、ツーリングの集団をよく見かけると思います。
お盆の長期休暇などは、高速道路のパーキングエリアや、道の駅など家族連れに混じり、その空気に不似合いな革ジャンの集団などよく見かけることになります。

暴走族ではないですけど、暖かくなったら登場するツーリングを見かけると、虫と同じだなと感じる人は多いでしょう。
ですがこれは私たちのようなツアラーにとっては、極当たり前のことで関東以北在住のライダーにとっては仕方のないことなのです。

ライダーにとって不毛の季節は冬です。
私自身はそう嫌いではなく、寒さも着込んでしまえばどうにかなるのですが、路面の凍結だけはどうしようもありません。
特に私はドラッグスターに乗っていますので、フロントが滑ってしまうと立て直すのが大変です。

前もって滑るかもと予想がつけば平気なのですが、日陰部分が凍結していると、転倒することもあります。
高速道路は凍結に対し対策をしてありますが、少し標高の高い場所にいくと、どこで凍結しているか分かりません。
そのため冬は出掛ける場所が限定され、活動が鈍くなってしまうのです。

実は地獄の季節

仕方がなく夏に多いのは、まとまった休みがお盆休みに取れるというだけで、実は夏は最も苦手な季節です。
私はドラッグスターに合わせ、常に革の上下を着込んでいます。

安全のためと以前書きましたが、ウェアなどは新素材が各メーカーから販売されており、涼しく動き易いそして安全面にも考慮しています。
ですがそれでも革を選ぶのは、ドラッグスターに合うのは革のブラックであり、それが私の拘りです。
拘りがないのでしたら、10年も同じバイクに乗り続けません。

このバイク、このスタイルに拘りがあるからこそ10年も乗り続けているのです。
ですがその“拘り”が夏には足を引っ張ります。
バイクは風を受けて涼しいだろうと思われていますが、それはバイクに乗ったことがない人だろうと簡単に推測できます。

一度でも真夏にバイクに乗ったことのある人は、分かります。
あの“地獄”を。

バイクは直射日光に曝されます。
日陰はなく、ヘルメットや革ジャンは焼けていきます。
アスファルトは外気温が30度くらいですと50度にはなり、照り返しでとんでもない暑さです。

自業自得の夏バテ

このくらいですと、革ジャン着て真夏に外を歩くといった感じですが、バイクというのはエンジンの上に跨って運転します。
走っているときは良いのですが、止まってしまうとストーブの上に跨っているのと変わりません。
渋滞ですと周りの車のエンジン熱も伝わってきますので、サウナに入っている状態と変わりありません。

しかもドラッグスターは空冷で、乗っている私も辛いのですが、バイク自体も夏バテしてしまいます。
ですが長い休みはこの時期しかありません。
そのため私も含め、バイク乗りは夏バテの体にムチを打ち、ツーリングに出掛けているのです。

この季節が過ぎると、ベストシーズンの秋が待っています。
皆コンディションを整えて、その季節を待ちわびています。