東京リベンジャーズに出てくるホンダ「CB250Tホーク」

「東京卍リベンジャーズ」で話題のHONDA「CB250Tホーク」

「東京卍リベンジャーズ」といえば和久井健の漫画作品として有名で、週刊少年マガジンで連載されているだけではなくて、テレビアニメ化や映画化(実写)、舞台化もされています。
第44回講談社漫画賞の少年部門受賞作でもある「東京卍リベンジャーズ」には、タイムリープする能力のある主人公の花垣武道(はながきたけみち)がHONDAの「CB250Tホーク」に乗って登場するシーンが出てきます。

マフラー音が「バーブー」と聞こえるためCB250Tホークは「バブ」が通称になっているほか、タンクの形から「やかん」と呼ばれることもあります。
CB250Tホークは1977年5月に発売された「ホーク2(CB400T)」の姉妹モデルとして2か月後の7月に発売されたバイクで、超ショートストローク型の空冷並列2気筒3バルブエンジンが搭載されています。
ホイールにはHONDAが独自に開発したコムスターホイールが使用されており、当時の最新技術が盛り込まれているのがCB250Tホークの特徴です。
デザインが個性的なのもCB250Tホークの人気の理由のひとつで、マフラーは「たぬきのしっぽ」というニックネームが付けられました。

教習車としても使われていたCB250Tホーク

CB250Tホークは非常に乗りやすく、しかもアンダーパワーだということで、教習車としても使われていました。
超低速での徐行が簡単にできるのも、このバイクの大きな特徴です。
1979年・1980年仕様のCB250Tホークは中古車の取り扱いがありますので、興味のあるライダーは探してみるのもいいかもしれません。

中古の平均価格は170万円前後、安いもので120万円、状態の良いものだと210万円以上するものも珍しくありません。
CB250Tホークが発売された当時の価格は29万9千円でしたから、大切に保管しておけばかなりの投資になったはずです。

「東京卍リベンジャーズ」に登場するCB250Tホーク以外のバイク

東京卍會の総長であるマイキー(佐野万次郎)は主人公と同じバブに乗っていますが、「東京卍リベンジャーズ」にはバブ以外にもたくさんのバイクが登場します。
例えばマイキーの右腕で、副総長のドラケン(龍宮寺堅)が乗っているのは、1989年に登場したKAWASAKIのロングセラーモデル「ZEPHYER(ゼファー)400」です。
ゼファー400も中古の方が価格が高いバイクのひとつで、発売された当時の価格は52万9,000円でしたが、現在では130〜200万円が中古価格の相場です。
東京卍會の創設メンバーで、壱番隊隊長の場地圭介は、SUZUKI「GSX250E」に乗っています。