【MotoGP】スズキの撤退は残念

スズキが撤退の報道

2022年5月12日にSUZUKIがMotoGP撤退を協議中であると発表され、話題を呼んでいます。
撤退の理由は経済情勢と自動車産業界の大きな変化であるということですが、SUZUKIファンからは「好成績なのになぜ」という驚きの声があがっています。
MotoGPからSUZUKIが撤退するのではないかという話は5月1日のスペインGP辺りから噂されていたことですが、12日には正式に撤退を協議中であるというリリース発表がなされました。

MotoGP(FIMロードレース世界選手権)というのは、国際モーターサイクリズム連盟(FIM)が主催する二輪レースのことで、1949年にスタートした歴史のあるレースです。
二輪レースとしては世界的にも最高峰のカテゴリーで、現在は「Moto3」「Moto2」「MotoGP」の3クラスに分けられています。

スズキのMotoGP参戦

SUZUKIがMotoGPに参戦したのは1974年のことで、当時は「ロードレース世界選手権500cc」と呼ばれていたクラスに参戦し、開幕戦でシーンで2位を獲得します。
1976年シーズンには5勝を果たし、ワールドチャンピオンに輝きます。
さらに1977年にも6勝を果たして2年連続のタイトルを獲得するなど、MotoGPにおいてSUZUKIはさまざまな輝かしい業績を脱線してきました。

2015年シーズンからはチーム名を「チームスズキ エクスター」に変更し、SUZUKIの創立100周年である2020年シーズンにはライダーチャンピオンを獲得する快挙を成し遂げました。
今回の撤回以前にも、1984年から3年間、2011年〜2013年と何度かMotoGP参戦を休止したこともあり、その後参戦を再開していますので、今回も完全撤退というよりは数年間のお休みであるという見方もされています。

スズキがMotoGPを撤退する背景

SUZUKIの撤退表明にも示唆されているように、自動車産業界は現在Co2低排出のカーボンニュートラル社会への対応に迫られています。
製品を根本から見直すと同時に、工場などの生産体制も完全に変える必要があるため、会社の資金や人的資源を新体制に向けて大量に投入しなければなりません。
こうなると、MotoGPのための技術開発や資金の確保、人員確保まではなかなか手が回らないというのが実情です。

それともうひとつ、ロシアによるウクライナ侵攻がMotoGPに大きな暗い影を落としており、スポンサー企業との契約金やレース活動費にも悪影響が出ていることは否めません。
これまでのMotoGP参戦休止以後もSUZUKIはよりパワフルになってレースに復帰していますので、数年後の復活を楽しみにしたいところです。