東北に行ってみよう。

暑い季節になってくると、バイク乗りは自然と、ツーリングプランを思い浮かべるようになるものです。
真夏を海岸線や山の中を走りながら風切って進む感覚は何にも勝る快感なのです。

お盆休みのツーリング

8月に入ると、もうすぐお盆休みということもあり私や私の周りのバイク仲間たちも、その休みを利用してどこに行くかという話をするようになってきます。
私の現在考えているプランは、都内からぐっと北上して東北地方へ向かうというもの。
今まで様々なところへツーリングで観光してきましたが、実は東北に関しては青森や北海道へ行くという野望を達成するために、通過したことはあってもそこを目的地にしたことはなかったのです。

東北へのプラン

東北は地域独特の文化や伝統芸能は観光ガイドなども紹介されていますし、ツーリングスポットもたくさんあるため、バイク乗りにとっても魅力的な観光地となっているのです。
特に、夏には岩手県や宮城県のリアス式海岸を眺めながら海岸線を通って北上しながら、考えてきたプランに従って、ツーリングコースや観光地に向かって旅をするという計画を非常に立てやすいエリアとなっています。
今回のツーリングも、仲間の何人かと宮城まで行く人たちや青森まで行く人たちと途中まで同行していきながら、私自身は、最終的に一人で岩手県へ乗り込もうかと考えています。
この地域は、道自体も峠道と海岸線を両方とも楽しめるようなルートを策定して、往路で、峠道などを走りながら散策、平泉を目的地にして一日目を終えるようなプラン。
実は、世界遺産になる前に一度平泉の寺社仏閣は見ているのですが、その時は今ほどツーリングにはまっていたわけでもなかったので、新幹線とバスを利用していたのです。
近場に温泉もあることだし、技術を向上してきたので、そろそろ峠を責めてもいけるのではないかと考えて、ここを目的地にツーリングをすることに決めました。
2泊3日間構成の2日目は、小さな移動を繰り返しながら、徐々に南下していくことが目的です。
そこで、松島を宿泊地の近くにして、最終日はそのまま海岸線を使って都内に戻ってくるという計画です。
このようなツーリングルートであれば、体力のあるうちに走るのが難しいルートを攻めて、帰りは景色を見ながらのんびりと戻るというのはこれまでも何回か挑戦しているのですが、その中でも、今回の峠は難所だということで知られているので、しっかりと準備をしてから望みたいものです。

愛車と峠道

アメリカンスタイルのバイクは、長所と短所がはっきりと分かれています。
長所は何よりもその安定感です。低重心で幅も大きめに設計されているため、転ぶことはあまりありませんし、座り心地も悪くないので、のんびりとしたツーリングにはうってつけのスタイルと言えます。
一方で、スピードを出すことや機敏な動きをすることはあまり得意ではありません。
私の愛車は400ccでそれなりに大きいため、峠を行くときに雨が降っていたり、路面がぬれていたりするとその危険度が一気に上がってしまいます。
雨が降ってしまったら、峠をあきらめるしかないですから、是非晴れてほしいものです。